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2005/05/04

ロック岩崎 永遠に

rock01フリーライターの坪田敦史です。前回の書き込みからだいぶ時間があいてしまいました。ものすごくハードな日々を過ごしていました。仕事を含め色々なことがありました。

そう、4月21日、アクロバット飛行のパイロット、ロック岩崎氏が但馬空港で訓練中に墜落し、亡くなったんです。昼に電話で速報が入り、本当に驚きました。誰よりも操縦が上手いパイロットでしたからね。

翌日には私も但馬に駆けつけ、事故現場も壊れた機体も見てきました。取材ではありません。ロックとは個人的にも親しい付き合いでしたので、最期を迎えた現場、そして顔を見て別れたかったのです。
4月23日には但馬空港ターミナルビルで「お別れ会」をしました。私が以前、取材で撮影したロックの写真を棺の前に置くことになりました。まさか遺影になるとは思ってもいませんでしたが、写真の画像データを東京からすぐにメールで送ってもらい、現地でカラー印刷をするなど、準備に追われました。
告別式は27日に水戸で行われ、こちらには全国から大勢の人が集まりました。

私がちょっと驚いたのは、ファンの多くはロックの操縦ミスを認めたがらない人が多かったことです。でもよく考えてみて下さい。アクロはリスキーな飛行です。命をかけてやるからこそスリリングで、観客を魅了するんです。そしてロックも人間です。ロボットではありません。どんな有能な人間もミスをすることがあるし、人間がやるから、ショーは楽しいんです。
もし機体の整備不良か何かでロックが亡くなったら、それこそいろんな方面で責任が追及されることになり、事はもっと深刻です。悲しい出来事ですが、事故そのものは感情に左右されることなく、前向きにとらえたいと思います。

ロックは、自分の愛機ピッツとともに、自分が慣れ親しんだ飛行場で、周りに大きな迷惑を掛けることなく散っていきました。本望だったかもしれませんね。滑走路脇の芝生に落ちましたが、滑走路を壊すこともなく、定期便の発着には影響を及ぼしませんでした。そして事故がエアショーの会場ではなくて本当に良かった。「大空への夢!」を口にしていたロックです。観客にその夢を壊すような、嫌な思いをさせることもありませんでした。
事故原因については触れませんが、慣れた技をやるのに失敗をやらかすロックではありません。もしかしたら、新しいことをやっていたのかもしれませんね。

一方で、「ロックでもミスったか!」 航空関係の仲間達からは逆にそんな言葉が多かったです。誰もが最高の操縦技術を持つことを認めた上での発言です。彼がミスったことは、パイロット達の安全意識をより高め、またライバル達の闘志を燃やすはずです。遺志を継ぐ人もきっといるでしょう。いろんな意見があるかもしれませんが、機体異常で墜落死するよりか、はるかに本望。私はロックと人間同士!の付き合いをし、親しい仲だったからこそ、そう考えていいと思っています。涙目で拍手喝采です!
----------ロックの志は永遠に不滅です。
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↑↓すべて坪田敦史 撮影
【一番上の空撮写真】但馬空港から離陸し訓練中のロック。2002年撮影。バックは日本海。
【上の写真】但馬空港を発進するロック。2004年撮影。
【下5枚の写真】4枚は告別式の様子。ロックの遺品が飾られ、想い出の写真展も。花壇にはピッツの翼が大空に向かって。最後の1枚は、但馬での「お別れ会」で使ったロックの写真。
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