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2005/10/30

サン=テグジュペリ

SAINT

昔の飛行機ネタはあまり守備範囲としない私ですが、断片的な関心事はいくつかあります。その一つがアントワー・ド・サン=テグジュペリが辿った生涯。
作家として様々な作品を残したことは有名ですが、パイロットしてどういう人生を歩んだかは、それほど知られていません。『夜間飛行』を読んで分かるように、せいぜいフランスで郵便機を運航していたことくらい?

最後は飛行機で生涯を終えるわけですが、2000年に彼の乗ったF-5B偵察機の残骸がようやくマルセイユの地中海沖で発見されました。どこで亡くなったかについては色々な論争があったものの、現在は物的証拠が出たため、そこで墜ちたということに結論付けられたようです。
SANTEG2
またドイツ軍機に撃墜されたという説は現在では否定されており、引き上げられた残骸には攻撃された形跡がなかったそうです。事故だったのか、何なのか。墜落原因については謎が残りますが、生涯をこうした「謎」で終えたことも、興味をかき立てられますね。

意外と日本には彼のパイロット人生を詳しく扱った書物は非常に少ないようです。海外のものはたくさんあり、暇なときにインターネットなどで調べています。

ただ小説『夜間飛行』は、叙情を理解するのにかなりの想像力が必要な気がします。正直なところ、私は彼の小説のファンではない・・・(^^;)。でも、私がなぜサン=テグジュペリに興味があるかというと、当時の飛行機の話といえば軍用機(大戦機)のことばかりなのに対し、当時のフランスの民間パイロットの一端をかいま見ることができるからです。
SANTEG1
もちろんは彼の生涯の多くは軍で偵察機などを操縦していましたが、彼のイメージとして、なぜか郵便機のような、のんびりした光景を連想できるのがユニーク。彼は曲技飛行やテストパイロットもやっていましたが、幾度の事故を起こしていながら最後まで飛行機乗りであり続けました。その理由は???ですが、言葉は悪いけど飛行機馬鹿だったのでは。

彼に関する記事も、機会があれば雑誌などで書いてみたいと思っています。

文中の写真は、フラン紙幣。ユーロになって消滅してしまったのが残念。このデザイン好きだったので、取ってあります。

(↑)上の写真は、箱根にある「星の王子さまミュージアム」。フランスの田舎町を想定した外観になってます。サン=テグジュペリに関する展示物がたくさんあって、かなり興味深い。先日、久しぶりの余暇にようやく行くことができました。

(↓)インターネットミュージアムにも情報があります。
http://www.lepetitprince.co.jp/contents.html

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