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2006年3月

2006/03/29

Jウイング連載 FEVER

航空ライターの坪田敦史です。

 『Jウイング』創刊号以来、「フィーバー」というコーナーの執筆を担当しています。このページは投稿写真によって、珍しい飛行機の姿を掲載するページです。読者参加型のページというわけ。
 私はその写真解説を行っているのですが、毎月、編集部には多くの写真が届きます。編集部のメンバーと一緒に選定し、文章は私一人で書いています。

 誌面で採用される写真のポイントは?

▼大部分がカラーページのコーナーなので、写真全体の色が綺麗で、かつ画質がいいものは、大きくドーンとカラーで掲載されます。ただし被写体が、話題性があるものを優先的に掲載することは言うまでもありませんね。

▼珍しい飛行機、珍しい装備品(あるいは塗装・マーキング)をつけた飛行機、珍しい空港に飛来した航空機の写真。どれだけ珍しいか、どれだけ話題性があるか、がポイントです。

▼なるべく多くの読者の写真が掲載されるように配慮していますが、前述の通り、綺麗な写真が優先的に採用されることには変わりわりません。結果的に、同じ投稿者の写真ばかり掲載されるということも、よくあるんですが、これは仕方ないと思っています。掲載されるようになるには、綺麗な写真が撮れるように努力しないといけませんね。

 あと、写真解説は、投稿された方の情報をもとに、だいたいはウラを取って、ちゃんと調べて書いています。ですが、分からないことも多いし、ごくたまに、書いた内容について後日、間違っていたことが判明することもあります(そのようなときは、次号以降でフォローしています)。
 写真解説は、公式な情報から得られるものと、そうでない情報から得られるものがあり、総合的に判断して書いています。

 ご指摘、情報、意見などありましたら、私あてにメールを頂ければ幸いです。

 いま書店では『Jウイング』5月号が売っています。

↓こんな感じのページです。昨年11月、伊丹にエアフォース・ワンが来たときの掲載ページ。
FEVER01

FEVER02

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2006/03/26

JAC YS-11退役カウントダウン

YS11JAC
↑ 鹿児島空港で翼を休めるJACのYS-11 (クリックで拡大)

ライターの坪田敦史です。

写真は先日、鹿児島空港で撮影したもの。
「ありがとう日本の翼」の文字が入っています。

JACのYS-11は、今年9月30日で全機退役。
現在、国内で定期便で乗れるのはJACだけ。いよいよ最期ですね。

4月以降、福岡~徳島、福岡~高知、福岡~松山、福岡~鹿児島、鹿児島~種子島の各路線で運航が続けられます。詳しくは↓
http://www.jac.co.jp/entertainment/ys-11/

私もできれば、9月までにもう一度YSに乗ろうと思っています。

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2006/03/23

著書です 【新刊】軍用ヘリのすべて

pub2006

新刊案内です。今月、新しい著書が発刊されました。
現在、本屋に並んでいますので、手にとって御覧下さい。

ミリタリー選書〈12〉

『軍用ヘリのすべて』-あらゆるミッションを生き抜く万能機

イカロス出版 刊(1,700円)

世界の軍用ヘリコプターを、任務・用途別に紹介。写真や図を用いて、実際の作戦の流れなどを解説。この一冊で、世界にはどのような任務のヘリコプターがあり、どのような活躍をしているのかが詳しくわかる

第1章 戦闘ヘリコプターAH‐64Dアパッチ・ロングボウ
第2章 米軍の新戦力V‐22オスプレイ
第3章 攻撃ヘリコプターの戦闘方法と種類
第4章 陸上自衛隊のAH‐1Sとヘリボーン作戦
第5章 艦上ヘリコプターのすべて
第6章 軍用ヘリを極める

著者/坪田敦史 

↓以下のサイトで商品を見られます(買えます!)
イカロス出版またはイカロス出版ブログ
紀伊國屋書店BookWeb
Yahoo!ブックス
amazon.co.jp

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2006/03/15

【速報!】本日AH-64Dアパッチロングボウ、引き渡される!

AH64D_1
↑納入されたAH-64D、1号機。神事というやつです。こうやってヘリコプターも御祓いをするんですよ。今日は、お披露目だけで、この機体は明日(16日)陸上自衛隊・明野駐屯地(三重県)にフェリーされる予定。

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

陸上自衛隊の新戦闘ヘリコプターAH-64Dアパッチロングボウ。
本日、その1号機が富士重工の宇都宮工場で防衛庁に引き渡されました。アメリカのボーイング製の機体ですが、今後、日本でライセンス生産されます。
報道陣や関係者に公開されたので、私も取材に行ってきました。

AH-64Dは、私自身はもう10年くらい前から世界のエアショーで見てきています。しかし、今回「日の丸」を付けた機体を始めて見て、「新しい時代がまた一つやってきたな」という感想でした。日本が導入することはないだろうと思っていたのに、こうした現実を直視することになるとは。

言うなれば戦争の道具なので「今の日本にこんなもの必要なのか??」と思う反面、、、
テクノロジーだけを見れば素晴らしいメカであり、ちょっと感動するものがあります。特に私はハイテク好きですし、ヘリコプター好きです。
まあ、見る人によっていろんな意見があろうかと思います。賛否両論が、、、。1機何十億円もする高価な機体だし、それを陸上自衛隊は何十機も買おうとしているわけだから。

詳しくは来月号の月刊『Jウイング』に掲載します。

↓本日、関係者に試験飛行を見せたAH-64D、2号機(富士重工のパイロットが操縦)。この機体も今月中に納入される予定。
AH64D_2

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2006/03/08

JAXA宇宙飛行士3名 NASAでミッションスペシャリスト認定(記者会見)

JAXA0603B
↑フライトスーツ姿で記者会見
 左から古川さん、星出さん、山崎さん(2006.3.8 JAXAにて)

科学ジャーナリストの坪田敦史です。

今日、JAXAの宇宙飛行士3人の記者会見が東京でありました。

1999年、ISS(国際宇宙ステーション)に搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜された古川さん、星出さん、山崎さんは、先月、アメリカにおけるMS(ミッションスペシャリスト)の訓練を終え、現在、帰国しています。

3人はすでにソユーズ-TMA宇宙船(ロシア)のフライトエンジニア資格を取得していますが、今回、アメリカで約1年8ヶ月の訓練を終え、晴れてNASAのMS認定を受けました。これにより、スペースシャトルの搭乗が可能な飛行士となったわけです。

紅一点というか、やはり女性飛行士である山崎直子さん(35)に報道陣の注目が集まります。現在は日本をベースとして、あちこちに訓練に出かけている山崎さんですが、一児のママということもあり、今後はアメリカを拠点に活動することになるため、苦労も多いようです。報道陣の質問に対して、プライベートなことまで、はっきりとした口調でお話をされていたのが、とても印象的でした。

MSの訓練には、T-34C練習機とT-38ジェット練習機による訓練があります。
ペンサコラ海軍基地におけるT-34C訓練では230時間搭乗し、飛行機の挙動に慣れるための訓練などを実施。T-38はNASAジョンソン宇宙センター(エリントン空港)で180時間搭乗し、ストレス下における状況把握能力などが鍛えられます。パイロットになるわけではないので、操縦資格は取得しませんが、後席に搭乗しての操縦訓練は実施。
また、KC-135の放物線飛行(パラボリック飛行)による機内での微小重力環境適応訓練は、同じくジョンソンで行われ、5時間搭乗します。

古川さんは医師で、星出さんと山崎さんは航空宇宙工学が専門。
ISSの任務のほか、さらに月→火星を目指したいと語っていた。夢が大きいのはいいですね。3名がシャトルに乗れるのは何年後になるかまだわかりませんが、期待したいと思います。

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2006/03/06

クロスフィルターで撮るB777

JAL1000
↑Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM
1/800 F9.0 ISO400

カメラマンにもなるライターの坪田敦史です。

小松空港をタキシングするJALのB777-300。異様にでかいエンジン。その直径と胴体径を比較できるかと。

クロスフィルター(6本のスノークロス)を付けて撮ってみました。曇天だったので、逆にいい効果をもたらしてくました。取材では、こういうフィルターはほとんど使わないのですが(レポート写真には向かないので)、今回はちょっとトライしてみました。

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2006/03/03

MTSAT-2 軌道に乗る

H2A_1
↑2002/02/18 15:27 竹崎観望台にて撮影 H-IIA F9
(EOS 20D + 400mm = 640mm相当)

ライターの坪田敦史です。
種子島から帰って、その後忙しかったです。あっという間に3月になってしまった。

H-IIA打ち上げ3日後に予定されていたM5ロケット8号機の打ち上げは、天候の影響で1日遅れちゃいましたね。種子島と内之浦をハシゴする予定だった方もプレスセンターに何人かいらっしゃので、気になっていました。1日程度の遅延なら、現地で待機できたかと思われます。

もう少し今回のロケットネタを書きます。
先月、私が種子島に取材に行って打ち上げられた運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)ですが、5日後(2/23深夜)、静止軌道に乗りました。これにより、愛称は「ひまわり7号」となる。

私は気象の専門家ではなく、航空の専門家です。
なので、MTSATの航空ミッションに注目するのは当然なのですが、新聞やTVなどの一般メディアは、やはり気象衛星としての役割ばかり取り上げ、航空衛星としての機能(航空ミッション)については誤解も多く、説明も不足していると思います。
まあ、愛称が「ひまわり」ですから・・・無理もありません(-_-)。

同じ衛星でも、愛称を二つ付けてもいいのではないか。少なくとも、この衛星には全く異なる2つの機能があるわけですし、また、予算負担も航空局のほうが大きいのです。
航空ミッションについて説明するとき、私は「ひまわり」と書くことに違和感があるし、すでに打ち上げから1年が経過したMTSAT-1Rの国土交通省の資料でも、「ひまわり」の愛称はあまり使っていません。
「エムティーサット」という呼び名は、なかなかセンスがあると思うので、私の記事では、そのまま「MTSAT」と記述するつもりです。

気象衛星の映像(気象ミッション)は、日常生活に不可欠なので、これがどういう役割を持つ衛星なのか、一般の人に理解しやすい。
いっぽうの航空ミッションは、その機能について理解するのが、少々難しい?ようです。単なる通信衛星でもないし、宇宙観測を目的としたものでもないから、宇宙開発に詳しい記者も、深く説明できないかもしれせません。

航空ミッションのほうは、MTSATの運用に重大なトラブルが生じた場合、即、人命に関わってきます。早い話が航空機事故です。今後の試験運用の推移を慎重に見守る必要があり、非常に重要な内容を持っている衛星なので、ぜひ注目してもらいたいもの。

MTSATによって、太平洋上空を飛行する航空機の管制間隔を縮めるわけですが、突然衛星が機能しなくなったら、管制側はリアルタイムで航空機の位置を把握できなくなります。航空機と航空機が狭い間隔で飛行している以上、当然、ニアミスの危険が出てきます。
航空ミッションは2006年度中は試験運用を継続し、2007年度以降に本格運用が開始される予定。
私は昨年、MTSAT-1Rを運用する神戸航空衛星センターも取材しております。MTSAT-2の運用は、基本的に常陸太田航空衛星センターで行われます。

プレスセンターに来ていた記者陣には、記者会見後、気象庁の担当者より、航空局の担当者のほうに人気が集中してました。私も話に参加していましたが、記者達は航空ミッションについて理解に苦しんでいたようで、内容をわかりやすく聞きたかったんだと思います。でも、担当者がいう「管制間隔を縮める」という意味すら、なかなか理解できなかったみたい。役人が使う難しい言葉で説明されても分かりづらいので、私が雑誌や本で書いた記事を読んでくれればいいのに(笑)。

↓打ち上げ5分前のカウントダウン・ボード。竹崎観望台(プレスセンター)と発射台の位置関係。3.5km離れている。
H2A_2

↓竹崎観望台横のビーチ。海が綺麗!!もうちょっと暖かければ泳いじゃうよ。
H2A_4

↓種子島宇宙センターの施設いろいろ。クリック拡大で見てね。竹崎観望台は地図の一番下、第1射点は一番上。
H2A_3

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