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2006年7月

2006/07/31

『Jウイング』9月号 取材裏話

Tjm0609

軍事ジャーナリストの坪田敦史です。

発売中の月刊『Jウイング』9月号(イカロス出版)。
http://www.ikaros.co.jp/

7月5日の事件を受け、急遽、記事を執筆しました。
「北朝鮮、テポドン2を含むミサイル7発発射--そのとき自衛隊と米軍はどう動いたのか--」
モノクロで3ページの記事を書きました。締め切りギリギリ、12日までの情報を盛り込んで「速報」ととしてお伝えすることができました。

そしてメインの記事。今月号の特集は「日本の戦闘機ウエポン」。
福岡県の築城基地ではF-2とFー15戦闘機を、那覇基地ではF-4戦闘機を総力取材してきました。22ページにおよぶ原稿をすべて私が書いています。ぜひご覧ください。

あと、人気コーナー「それゆけ!女性自衛官」の記事も、今回は私の担当です。築城基地の若い航空機整備員を紹介しました。

ここでは誌面の舞台裏を紹介しようと思います。

↓伊藤カメラマン。広角レンズで迫力ある写真を得意とする。地面に寝そべって撮るのが伊藤スタイルと言われている(笑)
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↓俯瞰で撮った写真は、こんな感じで撮影。高所作業車を用意してもらうなど、大がかりな準備が必要になる。
Weapon02

↓ウエポンを機体の周りに並べての撮影をするが、全体のバランスを整えるため、微妙な位置の変更をリクエストして、隊員の方々に動いてもらう。せっかく撮るなら、綺麗な写真を撮りたい。だから妥協はしません。でも取材に協力して頂く方々には本当にお世話になっています。おかげで素晴らしい誌面ができました。
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↓取材は梅雨時の6月に行われました。築城基地にてF-2戦闘機。
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2006/07/29

『航空ファン』9月号

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↓航空ライターの坪田敦史です。
 フライトスーツは自分のもので米軍仕様。ヘルメットは借り物。
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発売中の月刊『航空ファン』9月号(文林堂)。
http://www.monomaga.net/wpp/shop/
「OV-1Dモホークと仲間たち」と題して、カラーで4ページのレポートを掲載しています。

モホークは米陸軍で使われていた戦場監視機です。
私が今回アメリカで搭乗したモホークは、博物館でフライアブル(飛行可能)なまま保存している機体。
軽飛行機からの空撮を行って、いったん着陸。その後、私がモホークの右席に搭乗し、3時間フライトしました(ワシントンDCからシャーロットまで)。

すごく面白い飛行機です。エピソードはたくさんありますが、とりあえず雑誌記事を見てね。

↓ノースカロライナ上空を飛行するOV-1Dモホーク。
 過去には韓国と北朝鮮の国境付近を毎日飛んで監視活動を行った機体。
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↓夕暮れのフライト。並列で二人乗り。今は安全に飛行できるが、世界各地の戦場で敵の脅威を受けながら飛んだかと思うと、複雑な気分になる。フライト中、「撃墜されるときはどんな感じなんだろう・・・」とか、色々考えてしまいました。
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↓ユニークなデザインのモホーク。安定した低空飛行を行うため独特な設計を施した。当然、敵地で対空砲火を受けることも考慮して、防弾など各所に対策を施している。下界がよく見えるように、コクピットの横窓はバブル型。
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2006/07/19

オートジャイロ

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ライターの坪田敦史です。

札幌のちょっとした観光名所の中に、貴重な「ブリキのおもちゃ」が展示されている。そこはお菓子のファクトリー(見学施設)なのだが、番外編!?として、そうしたコーナーが常設されているのだ。
いや、面白い。コレクションは、かなりの数。じっくり見てしまった。子供より、大人のほうが喜ぶと思う。
http://www.shiroikoibito.ishiya.co.jp/tud3/omocha_top.php

その中に、すごく興味深いものがあった。
1920年代に作製されたという、ブリキの飛行機模型。
「なんじゃこりゃ?」
飛行機にヘリコプターのローターがついている。

ヘリコプターは戦後に実用化されたので、こんな古い時代にはなかったのだが、発想や概念は存在していた。私もじっくり調べたことはないのだが、これは「未完の計画機」の一つである。

現在ヘリメーカーとして有名なロシアの航空機設計者カモフ。
実は、ローターとプロペラの両方を持つ、オートジャイロの設計を行ったのが最初だ。

おそらくこの模型、カモフA-7(KAMOV A-7)を模したもののようだ(外形は少し違うが)。
ただしA-7の初飛行は1935年。カモフがオートジャイロの研究を始めたとされるのが1929年なので、どう考えても、このブリキ模型が作製されたのは、その後だろう。

資料を探るとA-7試作機の飛行に大きな問題はなかったようだが、当時、ドイツとの戦争もあり、ロシアで量産されることはなかった。でも、現在のヘリコプターの原点と言っても過言ではない。

Buriki02

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2006/07/11

『日本沈没』ガイドブック執筆

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科学ジャーナリストの坪田敦史です。

今週末から劇場公開される映画『日本沈没』。
そのガイドブックが出版されました。私も関わっています。
書店はもちろん、映画館でも販売。

「地震多発国日本、なぜ地震は起きるのか」
という記事。ご覧下さい。

記事執筆のため試写会を見ました。
感動ものです。かなり泣けますよ!

---イカロス出版webより---
http://www.ikaros.co.jp/
『日本沈没×日本救出・非常事態のレスキュー』
◎そのとき、自衛隊は、消防は、そして日本はどう動く!? 映画『日本沈没』を2倍楽しむ本!◎ 映画『日本沈没』のごとく、まさに起こりうる巨大地震、大災害…。その時に備えた日本の危機管理体制はどうなっているのか? 非常事態下の日本を救う世界最高のレスキュー隊とは!? 偵察、救難、人員輸送…危機的状況で発揮される、消防と陸海空自衛隊の実力を徹底検証!

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2006/07/01

『未来予報2011』放映

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航空ライターの坪田敦史です。

木曜深夜に放映された『未来予報2011』(日テレ)。
結構多くの方々が見てくれて、恥をさらしてしまいました。
汐留のスタジオで30分番組の収録に1時間半掛かった。もっといっぱいしゃべったんだけど、大部分はカット!(笑)。
デーモン小暮閣下は話好きなので、どんどん脱線するから、台本が進まない・・・という感じ。でも収録は楽しかったです。

放送内容は、↓こちらにアップされております。
http://www.ntv.co.jp/future/03_guest/index.html

↓番組の中で、閣下と一緒に南極に行く約束をしてしまいました(笑)
 左はキム兄、真ん中が私。
Tsubotsubo2

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