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2006/12/03

飛行機のレストア作業を体験

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(↑クリックで拡大)アメリカの航空博物館。ハンガーに収まる飛行可能なDC-3旅客機。

もう12月・・・今年の活動をふりかえる。
いろいろなことがあったが、その中でもユニークな体験だったのは、飛行機のレストア(復元作業)。

航空機を分解したり、組み立てたりっていう作業は、整備士でもなければ、まずしないだろう。
整備中の飛行機を見る機会は多いが、それに触ることなんて、恐くて絶対できない(壊したら大変!)

でも、引退して、もう飛ばない飛行機なら別。素人が自由にいじくりまわせる。
ノースカロライナ州シャーロットにある「カロライナ航空博物館」で、ボランティアの人達に混ざって、さまざまなコレクションに触ることができた。
私が訪ねた日には、F-4戦闘機のエンジンノズル取り付け作業を行っていたので、手伝わせてもらった。また、モスボールのやり方も、初めて知った。

ジャーナリストとして、飛行機のある現場を見て歩く。
「死んだ飛行機なんか、そんなもの・・・」と思うかもしれないが、実際に見て、触って、体験することで得られるものは大きい。こうした活動は、やっぱりやめられない。

↓F-4戦闘機のエンジンノズル取り付け。ノズルだけでもすごく重いことを肌で感じたし、一部の部品が無かったりするだけで、なかなかはまらないのだ。メカに触るのは、やっぱり面白い。
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↓実はF-4のエンジンは、すでに入手しているのだが、モスボールされたまま。この日は、とりあえず機体の見た目を優先させようということで、ノズルだけを取り付けたのだ。
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↓博物館の展示機。ハリアーのコクピットに収まる坪田。米海軍試験センターで使われていたテスト機であるため、コクピットには興味深いスイッチがたくさん。それをいじってみる。米空軍は、放棄した機体は抹消となるため、その後の取り扱いは自由。いっぽう米海軍(海兵隊)機は引退してからも永久に軍の所有物として管理されるため「博物館が借用」の形を取る。そんなことも、現地の人に教わった。
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↓バラバラになった飛行機。一見、放置されたガラクタだが、すべて博物館のボランティアが全米各地で集めたコレクション。これから時間を掛けて、機体を復元していく。
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↓モスボールのやり方を、現地のアメリカ人に教えてもらう。みんなボランティアなので、自分の仕事が終わってから、夜にゴソゴソと作業してたりする。Mothballとは、腐食を防ぐための保存法で、厚いビニールで覆って、上からガスバーナーをあて、接着させる。
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コメント

ご無沙汰してます。
F-4のレストアですか~
羨ましい体験ですね!
僕もメカをいじるのは(知識も経験も無いのですが(>_<))大好きなので、いっぺん経験してみたいです。
といっても、日本にいる限りは無理っぽいですね・・・。

投稿: Suematsu | 2006/12/04 13:11

Suematsuさん、ご無沙汰しております。
今後、日本でもF-4の退役機が出てくるでしょうけど、こうしたチャンスがあるといいですね。

投稿: 坪田 | 2006/12/04 19:42

すごい体験ですね、アメリカはやっぱいいですね~私は相変わらず、松茂のA-4を洗っています。そもそも機体を「自由に触れるだろう」という思いで申し出た洗機のボランティア、最近は仲間が増え手伝ってくれてます。これも海軍機なんで貸与という形になってますね。以前の輝きは無くなりましたがまた見に来て下さいね!

投稿: まーしゃる | 2006/12/05 09:14

A-4スカイホークの見学のときはお世話になりました。変わらずあの場所にあるのですね。退役した機体でも、一般の人が軍用機をいじれる機会がどこかにあればいいと思います。面白いですよね。

投稿: 坪田 | 2006/12/27 12:13

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