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2012年5月

2012/05/28

モロッコ~タンジェ(Tanger)への旅

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 さっきまで日本にいたかと思えば?
 飛行機に乗り、そして鉄道、そして船にも乗って、
 ぐいぐい世界を旅するジャーナリスト、坪田敦史です。
 今回は旅ルポ。

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 海路で国境越え。
 アフリカに上陸した瞬間、タイムスリップした感覚に陥った。
 港から乗ったタクシーは一応ベンツだが30年くらい前のか、角張った車ばかり走ってた。

 「エキゾチック」と言えば響きは悪くないが、実際、一人旅するには、かなりやばい場所かも。
 ここはもうヨーロッパではない、気を引き締めねば。

 モロッコの玄関口と呼ばれるタンジェ(タンジール)。
 ヨーロッパとの交易で栄えた街だ。かつては国際商人でごった返し、密輸人やスパイが暗躍する舞台だったという。

 路地を一人歩きすると、僕の顔を見るや否や「トウキョウ!」「ニコン!」「トヨタ!」とか声を掛けてくる怪しい男達。
 身の危険を感じる。一眼レフカメラは、カバンにしまっておいたほうがいい。
 電器屋の看板は「OSAKA ELECTRONICS」とか書いてある。
 とにかく、日本人=カネが歩いている、のイメージなのだろう。
 20年くらい前のアジアでもそんな体験をしたが。アフリカは、発展が遅れてることを実感する。
 しかしながら、タクシーの中から携帯は通じ、日本にi-modeメール送れた(不思議な世の中だ)。

 公用語はアラビア語orフランス語。この街はスペイン語もよく通じるらしい。英語はあんまりだったが、なんとかなった。スペインとは一時間の時差がある。
 モロッコの通貨ディルハムはスペインの港であからじめ買っておいて正解だった。ユーロもある程度使えた。

 毎日ハードな生活で少し疲れていた僕は、「異文化体験」で気分リフレッシュと思って出掛けたが、完全に「アドベンチャー」だった。
 再び海峡を渡って戻ったスペインが、本当に心地よく感じた。

 モロッコは、かなり怪しい雰囲気の国ではあった。

 ともあれ、海路で「「ユーラシア大陸」から「アフリカ大陸」へ渡るという目的は成し遂げた。

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【写真↓クリック拡大】
 まずバスでスペインの港町、アルヘシラス(Algeciras)へ。
 往路はアルヘシラス港で出国審査を受け高速船(EUROVOYAGER号)に乗り(料金32.5ユーロ)、ジブラルタル海峡を渡った。
 タンジェ市街から約45km東の新港(Tanjer Med)に着いた。
 景色は綺麗な緑の丘陵地帯が広がっていたが、フェリーターミナル以外、何もない。着いたときは途方に暮れ、いっきに憂鬱になった。
 市街へのバスがあると聞いていたが、待てど来る気配はない。45kmって相当な距離だが、タクシーに乗るしか手段はないと思った。新港ターミナルは綺麗だが、がらんとして活気もなく寂しかった。運転手と交渉し、20ユーロでOK、そんなにボラれないで良かった。港は撮影禁止らしい。
 モロッコ入国審査は船内で。私服に近い係官1人だけ船に乗っており、自分から彼のデスクへ行きスタンプを押してもらう。彼はパスポートをスキャンするノートPCを持ってて、船が着岸する前にさっさと後片付けして、乗客と一緒に降りていった。

 左上=タンジェ新港
 右上=EUROVOYAGER号の船内は、あまり綺麗ではなかった。特に座席が。
 左下=新港ターミナル(一応隠し撮り)。建物は立派なのだが旅人の利便性は良くない。タクシーは常時待ってる。
 右下=タクシー車内から。地中海の海岸ルートを爆走するが、ときどき上り坂でエンジンが不調になることも。道路の舗装状態はあまりよくない。かなり怖い。ガードレールがない場所も多い。約1時間で市街へ。
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【写真↓クリック拡大】
 一人で自分の記念写真を撮るのは、至難の業。
 路地でカメラ渡したら、持って逃げられそう。旧市街(メディナ)への入り口、グランソッコ(大広場)とその周辺。
 ベンチでボッーとしてる人が多い、職がないのだろうか。

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【写真↓クリック拡大】
 路上ではいたるところで、とんがり帽子のジュラバ(ベルベル民族衣装)の人達が野菜を売っている。
 バックに見えるベージュ色の旧式ベンツのタクシー集団にも注目。

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【写真↓クリック拡大】
 カフェには男達がたむろし(ミントティーを飲んでいる)、店の外側を向いて、目をギョロギョロさせながら往来する人達を眺めている。イスラム国なので男女がワイワイという感じはない。
 当然、日本人の僕は珍しいのだろう。旧市街の路地を歩いていると、彼らの強烈な視線を浴びながら歩き続けなければいけない。何で皆、そんなに暇なのか---
 左上はあちこちで見かけるスパイス屋。臭いがプンプン強烈。右上はケバブの喫茶。
 物を見て歩くのは好きだが、周囲の雰囲気が怪しいので、とにかく落ち着いて見られない。
 旧市街(メディナ)は、敵の侵入を防ぐため城壁に囲まれている。小さなエリアだが、ぎっしりと人や店が詰まり、複雑な迷路のような道が造られている。「路地裏歩き」好きなら、一度はどうぞ(?)

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【写真↓クリック拡大】
 復路はタンジェ旧市街近くのフェリー乗り場からスペインのタリファ(Tarifa)行きに乗った。しかし、パスポート入国印が新港だったため、入国地と出国地が異なるという理由で、すんなり出国できず別室に回されて審査を受けた。
 フェリーの切符は、フェリーターミナル内に正規の船会社の切符売り場はなく、港周辺でウヨウヨ客引きしてる代理店で買うしか方法はないみたいだ(350DH=3200円)。当然チップを要求される、仕方ない。アフリカは、こんなところだ。
 なお、タリファ港に着いたら、アルヘシラスまでフェリー利用者専用の無料バスが出ていた(この時、乗船券を回収されたので記念に持ち帰ることができなかった)。往路もこれを利用したほうが良かったと後悔したが、新港に到着してタクシーに揺られたのは、いい経験になった。

 左上=タンジェ港のゲート。フランス語とアラビア語の表記がある。
 右上=タリファ行きフェリー。
 左下=フェリー船内。往路の船より綺麗で立派だった。
 右下=タリファ港(スペイン)のターミナルでアルヘシラスより小規模の港。ここでスペインの入国審査。
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【写真↓クリック拡大】
 スペインのアルヘシラス港は立派なフェリーターミナル(左上)。バスターミナルから徒歩15分。ターミナル内に船会社のチケットカウンターが並んでいる(右上)
 駐車場屋上は大規模なヘリポートになっている(左下)。乗客ターミナルがあり(右下)、スペイン領セウタ(アフリカ大陸)までヘリで10分の定期便が出てる。ヘリで海峡を渡る体験も、次回ぜひチャレンジしたい。
 なお、このターミナル前の道路沿いは旅行業者が軒を並べて、「チケット買え!」との客引きが多いので注意。

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2012/05/24

新千歳空港~ 先取りジェットスター・ジャパン(先撮り)

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

北海道は今、新緑がとても綺麗。
私が東京を出発した日は26度と暑く、夜に千歳着いたら8度と、寒暖の差は激しい。

国内での本格的LCC(格安航空会社)の2番選手となる
ジェットスター・ジャパン(Jetstar国内線)は今年7月3日から成田、千歳、関西、福岡、沖縄で運航を開始する予定。
http://www.jetstar.com/jp/ja/home
(↑既にWebサイトで予約受付中))
シルバーの塗装が輝くピカピカの機体(エアバスA320)は、フランスで製造されたばかりで、既に1号機が日本に到着。現在、運航訓練を行っており、全国の空港で目撃されている。

私も先日、千歳でいち早く撮影した。
(乗客は乗っていない)
各就航予定地のほか、セントレアなどにも出没しているようだ。
コールサインは登録記号そのまま“JA01JJ”。

私も今後、「国内線」で成田空港を利用する機会が増えそうだ。
【↓クリック拡大】
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こちらは韓国のLCCで、Jin Air(ジンエアー)。日本では千歳のみ就航している。
http://jinair-japan.com/
韓国のLCCはコンセプトが少し違って、軽食、飲み物の無料サービスがある
【↓クリック拡大】
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ところで、最近テーマパーク化した新千歳空港ターミナルビルには(映画館、温泉、チョコレート工場もある)、滑走路が見える方向にフードコートがオープン。
とてもユニークな作りで、窓辺で空港を見る人がいて、その後ろでカウンターで食べながら空港が見られる配置。さらにファミリー/キッズスペースが窓の方に向いており、子供達に優しい設計になっている(写真左の奥)。全国の空港でも、ぜひ見習ってほしいデザインだ。
展望デッキは冬季閉鎖されるので、屋内から飛行機が見られるスペースは本当に素晴らしい。
【↓クリック拡大】
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2012/05/20

『ありえへん∞世界』 政府専用機の内部大公開!!

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5月15日(火)19時~テレビ東京(系列)で放送された
『ありえへん∞世界』衝撃的人物バラエティー
http://www.tv-tokyo.co.jp/ariehen/

「給料ナンボやねん!SP」

故小渕首相の警護も務めたという元警視庁SPの伊藤さんが出演され、政府専用機が話題になりました。

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ズバリ!
政府専用機の内部大公開!!

ベッキーさん、「見たい!いいの!?」と興奮気味

・政府専用機=要人の海外渡航や邦人の緊急輸送などで使用
・国が所有する特別な飛行機
・内部は特別仕様

と紹介され、写真提供(撮影)は航空ジャーナリスト坪田敦史でした。

その他のコーナーもユニークな内容でした。
番組制作に携わった皆様、お疲れ様でした。


なお、現在、政府専用機は天皇陛下を乗せてイギリスに行っています。
陛下が優先なので、G8出席のため野田首相の渡米には、ANAのチャーター機が使われています。

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2012/05/04

LCC(格安航空)ピーチに搭乗

航空ジャーナリスト坪田敦史です。

日本初の本格的LCC(格安航空会社)として注目されているPeachに乗ってきました。

私の印象としては、「良い」です。
安く旅ができるのはいいことですし、既存の航空会社のサービスと比べて「安かろう、悪かろう」と評価するのではなく、新しい発想の業態だと考えれば、日本の航空業界、旅行業界にとってプラス面が多いと思います。

ユニークなことが結構ありましたので、フォトリポートな感じで搭乗記を。
評判もいいようです。


↓新千歳空港の1番ゲート。一番端っこで、AIR DOなども昔はよく割り当てられたスポット。
 バスでなく、PBB(ボーディングブリッジ)を使用しているので便利。
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↓「狭い」と言われるシートピッチ。最近はどこの航空会社もエコノミーは狭いので、こんなもんじゃないかな。飛行機が新しいので機内はピカピカ。
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↓機内販売。「特製ピーチデニッシュ」が人気とか。ただ上手に食べないとポロポロ落ちそう。
海外のエアラインでは、こうしたメニュー(販売)は普通です。ジュース200円はいい商売してるので、乗る前に買ったほうがベター。最終便に乗った人の話では、弁当を半額で売りさばいてたとのこと。
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↓千歳→関西。
 函館上空を通るルートが一般的。画面中央は夜景スポットの函館山。
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↓機内販売の様子。鉄道車内の光景と思えば違和感ないが、客室乗務員の方々は、まだ少しぎこちない。ブランケットは用意してないので寒さ対策に注意。
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↓関西に着くと、機体前部だけでなく、後部ドアからも降りられるのでスムーズ。後半座席の人は後ろ向きで待つとよい。
 バスに乗せられ、そのまま空港のフェンス(業務車両用のゲート)を突破してしまった。そしてターミナル前のバス降車場で降ろされる。預けた手荷物も路上に放り出される(ターンテーブルはありません)。
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↓関空の乗り場は、鉄道駅を降りると、空港ターミナルとはまったく逆の複合ビル(ホテル日航側)にピーチの乗り場がある。表示をよく確認して。
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↓関空の複合ビルのロビーを間借りしてピーチの乗り場がある。チェックインは完全自動化。カウンターはないが、係員はいる。
 新千歳空港も同様で、他の航空会社の「出発ロビー階」ではなく、1階のツアーカウンター横の端っこがピーチのチェックインになっている。JRを降りたら、まず表示を確認して進むこと。チェックイン後そのままエスカレーターを上がれば手荷物検査ゲートなので、場所を覚えれば不便は感じないと思う。
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