« 特集「南西航空混成団」 Jwings10月号 | トップページ | オスプレイ取材レポート(抜粋) »

2012/09/01

パイロットの健康管理

Tsubotsubo001_2パイロットの資格を持つ航空ジャーナリスト、坪田敦史です。

「航空評論家」や「航空ジャーナリスト」の肩書きで活動している人達でも、実際に飛行機の操縦ができる人はほとんどいなくて、私は珍しいほうです。

操縦資格のみならず、私は日本、カナダ、アメリカの航空身体検査をパスし、それぞれの国で飛行できる資格を維持しています。いたって健康体です。

重要なことですが、全てのパイロットは「航空身体検査」を受けて、健康基準をクリアする必要があります。

これはパイロットの業務をして問題ないことを示す国が発行する資格の一つで、専門医によってメディカルチェック(メディカルテスト)と呼ばれる検査を一人一人行います。

操縦資格は生涯有効なのですが、メディカルは定期的な検査でパスしなければいけません。合格しないと、実質的にパイロットの資格を失うことになります。

有効期限は年齢に応じて決められており、日本では最近制度が変わり、私の場合は、今後2年半有効の証明書を持っています。

「パイロットは視力が良くないと...」と思っている方も多いのですが、メガネを掛けても大丈夫です。ただ視野、色覚、眼圧の検査もあります。正面を見て操縦しているとき、左右から来る飛行物体に早く感知できる視野がないとだめ。

私の知っている人では、耳が痛くて気圧の差に体が対応できなかったり、何度飛んでも乗り物酔いを克服できず、訓練中にパイロットの夢を諦めた人もいます。

「パイロットが心臓発作で飛行中に倒れ、乗客が無事に飛行機を着陸させた」
なんていう驚きの実話もありますが、こうした検査制度があるので、基本的に世のパイロットは大丈夫です。


↓日本(国土交通省)、カナダ(運輸省)、アメリカ(連邦航空局)が発行した航空身体検査・証明書。
国によって検査基準は多少異なる。言語、意思疎通の能力も検査されるので、カナダとアメリカの身体検査にパスするには英語力が問われる。
Medicalcheck01

|

« 特集「南西航空混成団」 Jwings10月号 | トップページ | オスプレイ取材レポート(抜粋) »

「取材」カテゴリの記事

「航空機の知識」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 特集「南西航空混成団」 Jwings10月号 | トップページ | オスプレイ取材レポート(抜粋) »