2012/01/26

連日のフライト (北米だより) 2011~2012

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↑「雲上飛行」
 自分で飛行機を操縦して、アメリカの空を飛ぶ。
 緊張感と快感に満ちあふれた世界だ


2011年は、激動の年でした。
震災の影響も大きかったのですが、私は去年春から年末まで北米に拠点を移していました。

「ピンチをチャンスに変える」

アメリカにいると特に実感するのですが、日本人はそういうところを、他の国の人たちに見習う必要があると思います。自由の精神、自己責任、そして次なる目標へ。


私はロサンゼルスとバンクーバーで連日フライトをしていました。

この機会にじっくりと英語を復習、飛行訓練に精を出し、自分の知識を総ざらい、技術を磨いていました。

アメリカ人の管制官と無線交信がうまくできなかったときは、大恥をかいたり、
色んな失敗もしましたが、得たものは大きかったです。

たくさんの新しい仲間にも出会い、時間を楽しみました。


ライター、ジャーナリストの活動は、通常業務で今年も続けていきます。


特に最近お世話になった方々、昔から変わらず交流を持って下さっている方々、そして読者の方々へ。

ブログはすっかり放置状態、年賀状も出せませんでしたが、
日頃のご支援に感謝するとともに、引き続き「2012年」もよろしくお願い致します。


坪田敦史


↓ 飛行機をレンタルして、空へ
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2010/04/18

火山灰の航空機トラブル (予告・世界まる見え!テレビ特捜部)

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

火山の影響でヨーロッパ便に大変な影響が出ており、驚いています。
航空機は火山灰の中を突っ切って飛ぶことは、安全上、絶対にしません。これはもう仕方ないことです。

噴煙がもろに上がっている空域だけでなく、パイロットがコクピットから目に見えない空気中にも火山灰が漂っている可能性があり、それを発見することは、現代の技術では不可能。したがって、ヨーロッパ北部全域が危険空域となってしまっているのです。

でも、目に見えない火山灰が航空機の運航に重大な危険性があると認知されたのは、それほど昔のことではないんです。1980年代以降、火山灰が影響したエンジントラブルが世界で何件か発生し、その後の詳しい調査・分析で、運が悪ければ最悪の事態を招くことがわかったのです。

明日放送の『世界まる見え!テレビ特捜部』で、1982年に起きた英国航空009便のエンジントラブルを取り上げます。このトラブルは、ジャンボ機がインドネシア付近を巡航飛行中に火山灰を吸い込み、エンジン4つ全部停止するという異常事態が発生したものです。しかし、コクピットクルーはこのパニックを乗り越え、無事着陸に成功!ハッピーエンドな実話です。

私はこの番組の監修を担当しています(航空機監修)。
人気番組ですので、ぜひご覧下さい。

『世界まる見え!テレビ特捜部』
番組予告はこちら↓
http://www.ntv.co.jp/marumie/
4月19日放送VTR 19:56~ON AIR
~飛行機落下 謎の光の正体を追え!~

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